みなさんこんにちは、c0rkです。
前回記事の続編になります。
1日目は屋久島観光をして、2日目は縄文杉ツアーに参加しました。トレッキング初心者かつほぼ運動していない20代男性が縄文杉ツアーに参加した感想を述べていきます。
縄文杉ツアーへの参加を考えている方がいたら、参考にしてみてください。
0日目
まず、事前に縄文杉ツアーの予約をします。
ガイドさん等を付けずに個人でトレッキングすることも可能ですが、初心者の方はツアーで申し込んだ方が安心かと思います。私はガイドさんが各名所の歴史的経緯や植物・動物の名前・植生等を教えていただけたり、気象状況が悪くなった時に危険な箇所を教えてくださったりして大変有意義な時間を過ごすことができたと感じています。
私たちは「Yamakara」さんの"屋久島・縄文杉日帰りトレッキングツアー"に申し込みました。こちらはガイドさんを付けていただけるだけでなく、トレッキングに必要なグッズのレンタル、当日登山口までのチャーターバスの手配もしてくださるため、初心者でも安心してツアーに参加することができます。
私たちが参加したツアーは人が多い場合他の方と一緒に参加するツアーでしたが、体力に自信がない等の理由で単独でツアーに参加したい場合は別途プライベートプランもあるそうなので、そちらを参照してみてください。
1日目
レンタルグッズの受け取りについてですが、ホテルも受け取ることができるためホテルでの受け取りを選択しました。
レンタルグッズは登山靴、雨具上下、ザック(ザックカバー付き)、ストック、ヘッドランプ、フリースの6種類です。黒い大きな袋にまとまって入っているため、取り出してザックに詰めてトレッキングに臨みます。
私たちが泊まったホテル屋久島山荘さんにはYamakaraさんの店舗も併設しているため、事前に靴のサイズの調整などができました。なにかレンタル品に不備があった場合にすぐ問い合わせることができるため、ホテル屋久島山荘さんに宿泊することをおすすめします。
自分で用意する必要があるのはトレッキングに適した服と軽食、飲み物、帰りに履く靴ぐらいです。Yamakaraさんが参考準備リストを作ってくださっているので、必要なものはそちらを参照するとよいかと思います。
2日目
待ちに待った縄文杉ツアー当日です!
トレッキング前
まず、ホテルで朝食と夕食を受け取ります。前日にお願いしておくと朝夕食セットでお弁当を朝に受け取ることができます。自分で用意するのは大変という方はぜひ使ってみてください。
事前にチャーターバスを予約していると、指定された時間にバスがくるのでそれに乗って荒川登山口まで行きます。宿によりますが、おおよそ3時から4時半の間にバスが来ます。前日は早く寝ましょう、まじで。
ツアーを使用せずに登る方は別途乗合バスがあるので、バス停留所で待機して乗車する形らしいのですが、GWなど繁忙期は特に混雑するためチャーターバスを利用することをおすすめします。
荒川登山口に着いたら、ガイドさんと合流します。私たちは事前にガイドさんの名前を知らされていなかったため、合流に少し時間がかかりました。もし、前日までに時間があれば店舗に電話をしてガイドさんの名前を確認しておくとよいと思います。
基本的に、ガイドさん1人に対して参加者が6人となるため、6人揃ってからの出発となります。そのため、人数が揃うまで朝食タイムとなります。たぶん家で食べても十分美味しいおにぎりなんですが、山で食べるおにぎりが一番おいしかったです。日本人で良かったと心から思いました。
トロッコ道
トレッキング開始です。縄文杉までは大きく2種類の道があって、前半はトロッコ道、後半は山道を歩きます。時間は休憩含めて往復約10時間ほどです。
トロッコ道は、事前荷物の運搬などに使用されていた線路の間に木の板を敷いて歩きやすいように整備された道です。だいたい距離でいうと3分の2がトロッコ道なので、14キロぐらい歩くことになるかと思います。
途中で柵のない橋などがありかなり怖かったですが、普通に晴れている日であれば滑る心配もないため、ただ歩くだけで大丈夫です。トロッコ道は雨が降り始めるとかなり滑るので十分注意してください。
ところどころ名所があり、ガイドさんが都度説明してくれるので屋久島の歴史なども知ることができ、大変楽しかったです。中でも屋久島の植生はかなり特殊で、本州では見ることができない植物を間近で見る・触ることができました。
個人的には、自然が好きなので歩いてるだけで大満足だったのですが、ちょっと座ってゆっくり小鳥の囀りや木々が揺れる音を聞きたかったのです。ただ、そんなことをしていると時間がかかりすぎるのでしょうがない、、
山道
トロッコ道が終わると高低差が激しい山道に入っていきます。トロッコ道は距離的に3分の2ですが、時間的には半分ほどしかかかりません。ということで、山道は距離的には短いのですが、時間的には2時間半ほどかけて登っていくことになります。みなさん、ここからが本番です。
ここら辺から本格的な登山になるので、必要な人はストックを使いながら登るといいと思います。狭い山道にもかかわらず多くの人が行き来するため、声をかけ合いながら道を譲っていきましょう。譲り合いの心大事
ウィルソン株や三代杉など有名な名所が数多く出てくるため、飽きることなく登ることができます(トロッコ道は単調なのでだんだん飽きてきます、、)。樹齢1000年を超える杉が続々と出てくるため、ただただ圧倒されるのみでした。さまざまな自然環境に耐えながら今現在も成長し続けていると思うと人間の小ささを感じました。
僕はほとんど覚えていないんですが、もののけ姫の参考にされたとも言われているだけあって神秘的な世界観でした。海外の方でもののけ姫をきっかけに来られる方も多いそうです。
縄文杉
5時間かけてようやく縄文杉に到着しました!
正直なところ、縄文杉に圧倒されるというよりも5時間もかけてここまで来れた達成感の方が大きかったです。とはいえ、今まで見てきた屋久杉の中では一番大きく、上の方は見えないぐらい高く聳え立っていました。触ることはできず、遠くから見ることになるのですが、霧がかっていたこともあって神秘的な光景でした。
縄文杉のすごさは写真では伝わらないためあえて写真は載せないので、ぜひ直接行ってみてこの目で確かめてみてください!
帰り
帰りはある程度行きで感覚を掴んでいるので、かなりスイスイ下ることができます。ただ、足がかなり張ってくる頃なので足を前に出すだけで精一杯になると思います。
途中で猿にお別れを告げて荒川登山口まで帰ってきました。レンタルグッズはここで返却となるため、ガイドさんに返却場所を教えてもらいましょう。
縄文杉ツアーに参加してみて
友人に誘われてノリで参加したため、何の下調べもしていませんでしたが、ガイドさんの丁寧な説明もあって楽しくトレッキングすることができました。
これだけ歩いたことが今までなかったので、縄文杉を見たことがあるぞという一つの自慢になるかなと思います。それぐらい大変なトレッキングだと思います。
もし、迷われている方がいたらぜひ参加してみてください。ほんのちょっと人生が変わります。